WBS和歌山での耳鳴りについての報道と高血圧

耳鳴りは多くの人が感じる症状の一つですが、その原因についてははっきりとわかっていませんでした。耳の異常であるのか脳の異常であるのかといったことが考えられてきていましたが、WBS和歌山放送のニュースにおいてそれに関する放送がなされました。WBS和歌山放送のニュースに出演した和歌山県立医大の研究チームによると、耳鳴りの不快感を司る脳内領域が特定されたということでした。このWBS和歌山放送における発表を受けてこれが脳に由来するものであるということが認識されるようになってきています。また、原因特定がされたことによって治療薬の開発へと進む動きが期待されています。
耳鳴りは高血圧によって生じることも見られるものであり、高血圧における数少ない自覚症状の一つとなっています。しかし、元々悩まされている人も多いことからそれによって高血圧であるという判断も難しければ、病的な状況であるという認識をすることも難しいのが事実です。しかし、高血圧が進行してしまって合併症を生じるようになるとその症状も悪化することが多くなります。その合併症として頭蓋骨内の圧力の上昇を伴う脳性の疾患が代表的なものであり、めまいや意識障害を伴うことも知られています。こういった状況は和歌山県立医大の研究の内容と合致するところがあり、高血圧やその合併症に伴う耳鳴りが脳に対して負荷がかかってしまっていることによるものであると推察することができるようになったのです。しかし、現状として不快感の原因が脳にあるということがわかった段階であり、その根本的な原因が解明されたわけではないことには留意が必要であり、治療薬開発が進められていく過程でそれが明らかになっていくでしょう。